著名人33人の休み方。短いエッセイのアンソロジー。
正直皆さまお忙しい方々ばかりなので参考になるかと言われると…?
でも当たり前なんだけど、「休む」ってどういうことを指すのか、人によって全然違うのが面白い。
断トツおもろかったのは石田夏穂さん。
全然共感はできないんだけど読んでてニヤニヤしちゃった。
小説だけじゃなくてエッセイも面白いんだなあ。
朝井リョウさんとはまた違うシニカルさ、好きです。
「朝に母の悲鳴が聞こえて起きることがあれば、たいていふぐの脱走だ。」(くどうれいん)
「シュレディンガーのSNS」(竹田ダニエル)
「セルフケアは新自由主義と手を結びやすいが、そうなると本質を失ってしまう」(永井玲衣)
「いつか、すっからかんの空洞になれるだろうか」(平松洋子)
「検索窓に「ワーカホリック 対策」と打つ。「休め」と出てくる。うるせえ。」(宮内悠介)